2015年1月13日火曜日

直登1,048段 限界のその向こう ってハワイ来てなにやってんの?

ハワイまでやって来ていったいなにしてるんだろう。
休日2日目、ココクレーター・サミット・オールドレイルウェイ・トレイルにやってきました。

The Bus 4DayPass で乗り放題、#20#22で90分。高級住宅街ココマリーナにあります。

かつて○室哲也さんが
“橋の高さかさ上げして、ボクのクルーザーが入らないから。お金は出すよ”と言ったあのマリーナです。








バブル時代、良かったですよね…

街中から見たココヘッド、標高368m説と192.6m説があるんですが、40cm/段×1,048=419.2m で考えても368mが正解でしょうね。


ダイヤモンドヘッドより高い。第二次世界大戦、通信施設を建設のためケーブルカーを敷設した名残です。
麓はきれいな芝生の広場。

欧米は公園=芝生ですね。芝生文化。

わが国で芝生といえばゴルフ場ぐらいなもので、芝生が定着しにくい気候なのか、はたまた行政が維持コストを嫌うせいか。




今日もいい天気!1月のホノルルは28年振りだけど、毎日午後には雨だったような。

高中正義の「レインボー・ゴブリン」はハワイの子鬼のことで、ホノルルはRainbow Cityと云われていたのになぁ
注意書きはハイカー向けのことです。要は自己責任だぞっと。自己責任という考え方、日本にも定着しつつありますね。良いこと?悪いこと?




さぁ、ここから登ります。1,048段。金比羅山の本宮785段を遥かにしのぎ、奥ノ院1,368段には及ばないまでも、膝・腰へのインパクトは十分です。

コンドロイチン足りてます?

この枕木の上を歩いて行くのです。

だいたい1/3位の人は途中でリタイアして引返しているみたいでした。



お疲れさまです。
すっかり魂を抜かれた状態で座り込むヒト。

おっとそしてここにも繁茂するマメ科の植物。生存競争で観ればこいつらの圧勝です。負けました。

19章15-2節"振り返り見し時、塩の柱と化しぬ"
前夜の食べた塩辛~いポテチのせいか、ほっぺたがジャリっジャリです。

人々は皆、塩の柱になっています。
振り返ると、あの丘の左麓が高名なハナウマベイです。


登り口はフェルメールの遠近法よろしく遥かかなた。もう見えません。



ほぼ頂上、階段の尽きたところでからハナウマベイをのぞみます。
あそこもクレーターなんですね。

パンチボウル、ダイヤモンドヘッド、ココヘッド、ハナウマベイといずれも1万年ほど前の噴火口だそうです。

なんかうずくまる爬虫類のわき腹にも見えます。


ココマリーナ方面、水平線付近ダイヤモンドヘッドが見えます。

そして、ココクレーターがこちら。噴火口外輪の一番高いところから見下ろしてるんですね。


 山体、火口の美しさと大室山の圧勝ですが。

疲れたから、帰路は省略。また1,048段を降りたわけです。 #22、#19でチャイナタウンのマウナケアショッピングセンターへ。今日のご褒美Malee Thai Cuisine でグリーンカレーです。ここの店主は夜は某高級タイレストランで腕を振るっているとのこと。
 え~~~~っ

なんか、今日は改装中みたいっす!!!!!
主を呼べ~い!!
なんのために1,048段登ったと思ってんだーー!!

やっぱり御利益でいえば金比羅さんの圧勝ってことですかね。

今日も一日お疲れさまでした。

2015年1月12日月曜日

Aloooooha!!

飛行機なら7時間ですよ。時差を加えても12時間ね。

1868年横浜から出航した第一回ハワイ移民船は800トン三本マストで34日間かかったとか。

それから、150年後の
12月13日(土)横浜を出て、23日目や~~っとハワイ島が見えたのよ。
どぉりゃぁああああああ!1月2日、ザトウクジラのジャンプ!!を拝みました。気合の一撃!!!!



去年から活発化溶岩ダダ漏れキラウエア火山の裾野… って大島と変わんないジャン

このあたりで、移民の皆さんはサトウキビ栽培に従事していたんですな。

日本人墓地にまで溶岩が流入しているそうで。
っが翌日になると、これがマウナ・ロア。ハワイですよ。雪ですよ。この丘にしか見えない我が家から観る箱根と変わんない山、4,169mあります。去年の大寒波以来冠雪してます。
翌朝の壮麗な夜明け。
そしてこちらはマウナ・ケア。 ロアのすぐ隣なんですが4,205m、4500年前の噴火でこちらはちょっとギザッてます。山頂中央に日本の誇るスバル展望台が見えます。
  モロカイ島越しに登る朝日。
同時刻のホノルルダイヤモンドヘッドです。 
っというわけで、1月9日日本じゃ10日に、やっとこさホノルルに到着です。本題はここから。

っで。翌日にTheBusおなじみの#57に乗り、我が聖地KAILUAにやってきたのです。
学生の時分に始めたウインドサーフィン。今は商標の問題でボードセイリングと言わねばしかられますが、ともかく聖人ロビー・ナッシュ様がこのカイルアを拠点にウインドサーフィン、おっとボードセイリングの普及に尽力されたのでした。

28年前マグロ獲りの合間に訪れたホノルルで帰船遅れの罰直を喰らいながらも、なんとか聖地カイルア巡礼を果たしナッシュハワイでハーネスを買ったのでした。めでたしめでたし。

っが今回はトレッキングに来たのですよ。
トライすること3回目、何しろ登り口がまったくわからない。途中やっぱりまよったよ。ココです。
よく「ラニカイ・リッジ・トレイル」と紹介されてるけど、実際はピルボックス・ハイキング・トレイルです。すでに呼び方から違ってる。今後訪れる人は絶対に#70のバスに乗り換えましょう。
まぁいろいろあったけど。とりあえずトレッキング開始です1月なのに暑いこと。さすが常夏の島。ちなみにずいぶん後々まで、“ココナツの島”と思ってました。
台風一家や肉体疲労児と同じです。

太古のドロドロ溶岩流の痕跡です。
キラウエア溶岩と同質です。

ボコっと泡のアトでしょうね。
コバルトブルー。色の薄いところは海底の砂地。

サンゴ礁をボリボリ食べたブダイの糞なんです。あのきめの細かい砂地は。

ちなみにワイキキの砂はオーストラリアから持ってきたものです。

本来は火山性の黒砂。大磯の砂と一緒なんだそうで。


終始、こんな眺めです。自分も碧く染まってしまいそうです。

カイルアはオアフ島北側なので乾燥しています。

植生はほぼマメ、マメ、まみむめマメです。

サヤエンドウの乾いたヤツがトレイル全域を覆い尽くしています。

これがピルボックス。監視所アトのことです。これがもう1箇所。小ピークをいくつも繰り返すコース、行程90~120分。


日陰は一切ありません。多分一番寒く乾燥した時期なんでしょう、今は。

暑い時期には熱中症必至かも。


 こんな感じでアップダウンを繰り返しながら山側に一旦下って行きます。

奥の方の稜線は、まるで屏風のようなコオラウ山脈900mが一気に立ち上がっています。

海からの湿気を含んだ空気がコオラウ山脈を越えてホノルル側に雨を降らせます。


それから海側に巻いて、最後にピーク二つ。マメが写ってるでしょ。
 
あとひとつ。ハァハァ…水ください
 
終わりました。月下美人がお出迎えです。いたるところに生えています。ここからは一気に住宅街に降りて行きます。

全米ハンバーガーランキングで1位に輝いた、テディズバーガーが本日のご褒美です。よく頑張りました。いやぁ。お疲れさまでした。
んじゃぁね~Mahalooooooo

っっっあ、忘れてた。今年もよろしくお願いいたします。