北浦とは、山口県日本海側西部の海岸線です。風光明媚な景勝地。新下関発みすず潮彩号でのんびりいらしてください。
大都市圏出身者には分るまいが、地方では汽車と電車が厳密に区別されています。
ちなみに汽車とは蒸気機関車ではなく、ディーゼルエンジンで走行する車両です。そして山陰本線は本線なんですが、汽車で運行されています。
なんか、年々本数が減っていくような。でも嗚呼弐輌編成だぁ。ありがたや…
旅情じゃ負けませんよ。ここは吉見駅。かの農林水産省直営店水産大学校最寄り駅です。
水産大学校は30年前には、正門前の浜で潮干狩りが楽しめ、敷地に接続する岩礁帯では荒天時に胴長50cmを超えるソデイカが打ち上げられるような学校で、フェンス1枚へだてて海上自衛隊掃海部が設置されています。
吉見駅から徒歩15分。下関市の明峰、北浦スカイラインの主峰竜王山に続く登山口です。
北浦SLとは、安岡駅付近から名湯川棚温泉付近まで続く全長15km弱、累積高度1500m程度の稜線コースです。
当然低山ありがちな↑↓を執拗に繰り返す沼津の人なら、沼津アルプスを想像いただければよく分るコースです。
竜王山山頂まで2時間。結構かかりました。いつかはやってみたかった。山頂カップラーメン。ヘッパ(バーナ)不携行なので、ポットのお湯です。80℃程度だとおもうけど十分熱かった。
立ち食いソバ屋がおそらく60℃程度だから十分です。
3時間後、狩音山着。結構疲れました。ここから下り、芝の広場が心地よいです。終日もやっていてあまり眺望はありませんでしたが、天候しだいですばらしい日本海の景色が楽しめるはずです。
100年超の歴史がある黒井村駅方面と同じく川棚温泉駅方面の分岐にあたります。
黒井村までがうんざりするほど遠かった。
黒井村駅方面に下りてきました。北浦スカイライン稜線を仰ぎ見ます。夕刻晴天。安岡駅方面から全ルート踏破するなら12時間はかかりそうです。
【 今回の雑~なまとめ 】
山陰っていいところです。人口減少社会下でこのまま地域を維持できるのか?
「国土の均衡ある発展を」とは列島改造論田中角栄総理時代の掛け声です。地方交付税によってなんとか無理無理に命脈を保ってきましたが、すでに限界です。この先どのように列島全体をマネジメントしていくのか。だれも現実論は聞きたくないのですが、もう理想論もまっぴらです。どうしましょ?
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