2016年6月6日月曜日

孀婦 大洋に佇む未亡人

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 本州から南に660kmの大洋上に忽然と佇む岩頂。周囲には茫漠たる水平線を眺めるのみ。

 未亡人とは、船乗りの郷愁によるものでしょうね。

 標高99m、しかし海面下には2000mの山体があるようです。

 周辺は外洋性のサワラ類、キハダマグロ、ツムブリなどがあるいは大型のサメ類が勇泳しています。ときおり釣り船も見かけることがあります。

 水鳥の棲家となっており、舳に驚かされるトビウオを狙って海面をかすめ飛びます。

 

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カツオドリ目カツオドリ科
カツオドリ属カツオドリ

かつてはペリカン目に分類されていましたが、今は独立した目とみなされています。

昔の漁民の魚群探知機

 

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【 今回の雑~なまとめ 】

 こうしている今も、はるか南洋に佇んでいるんだなぁ。
 亡くなった人は還らないのに… 夜であれば月光のもとなのかも。

 死に別れることって、特別でもなんでもなく、極あたりまえのことなんですよね。城山三郎氏の死後発表されたエッセイ 「そうか、君はもういないのか」 を思い出しました。

 連れ合いに先立たれたひとなんて、無数にいらっしゃる。「お前百まで、わしゃ九十九まで」お江戸の昔から、老後の完結をそう考えていたんですね。

 別件ですが、死に方で一番恐ろしいと思うのは、夜ひとり落水し誰にも気づかれず、船の灯りが悠々と遠ざかって行く… たたみの上が一番のようです。

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