本州から南に660kmの大洋上に忽然と佇む岩頂。周囲には茫漠たる水平線を眺めるのみ。
未亡人とは、船乗りの郷愁によるものでしょうね。
標高99m、しかし海面下には2000mの山体があるようです。
周辺は外洋性のサワラ類、キハダマグロ、ツムブリなどがあるいは大型のサメ類が勇泳しています。ときおり釣り船も見かけることがあります。
水鳥の棲家となっており、舳に驚かされるトビウオを狙って海面をかすめ飛びます。
かつてはペリカン目に分類されていましたが、今は独立した目とみなされています。
昔の漁民の魚群探知機
【 今回の雑~なまとめ 】
こうしている今も、はるか南洋に佇んでいるんだなぁ。
亡くなった人は還らないのに… 夜であれば月光のもとなのかも。
死に別れることって、特別でもなんでもなく、極あたりまえのことなんですよね。城山三郎氏の死後発表されたエッセイ 「そうか、君はもういないのか」 を思い出しました。
連れ合いに先立たれたひとなんて、無数にいらっしゃる。「お前百まで、わしゃ九十九まで」お江戸の昔から、老後の完結をそう考えていたんですね。
別件ですが、死に方で一番恐ろしいと思うのは、夜ひとり落水し誰にも気づかれず、船の灯りが悠々と遠ざかって行く… たたみの上が一番のようです。
0 件のコメント:
コメントを投稿