2014年9月29日月曜日

シチリアって

蒼穹にひるがえる旗印。っん?この建物はあの有名アパレル店の跡利用のようですね。中央より左半分はリフォームメーカーさんが入っていました。
っというわけで本日は富士市にあるイタリア料理店 ラトリエ ヴィヴァーチェにやってきましたよ。
長泉から40分、25km西方にあります。このあたりは不案内なのですが、さまざまな分野の大型量販店が軒を連ねていて(布団、五月人形など)富士市のカルチャーを特徴づけています。
ランチタイムにうかがったのですが、かなり混んでいることが予想されたので、1300に予約しておきました。

ランチは1300円~、メインをオーダー。前菜、飲み物はブッフェスタイルです。
上は有機野菜にクスクスを載せて自家製ドレッシングを掛けたサラダです。ドレッシングは4種類。バルサミコ、もろみマヨネーズ、マスタードドレッシングとエ~となんだっけか?
こちらは、エーっとイタリア語なんでわかるのは左下のアランチーニ(おにぎりのフライ)ぐらいですね。緑のものはシシトウの煮物、その左はナスの煮物、下は角切りパンをドレッシングに浸したもの、一番下は平たいパスタのサラダです。見づらいけどひよこ豆のペーストはクミンが効いていてボーノです。
こちら、リゾットはアルデンテでキャラウェイシードが効いていました。これがシチリアの風味なのでしょうね。渡シチリア歴のある妻が味わったところ、現地でリゾットを食べていないのでわからないとのことでした。そう、中華でいうとシャンツァイ的なクセです。かなり個性的です。

そしてペンネ。やはり妻に訊いたところ、ペンネを食べていないのでわからないとのことでした。
さて、このお店はシチリアから来日中のシェフが腕をふるっているとのことでしたが、野菜が豊富、特にナスが多用されていました。さすがここいらは南欧、はるか大航海時代にアメリカ大陸から持ち帰ったものが発祥となっているのでしょうね。肉類は極端に少ないです。

それとオリーブオイルを実に多用しています。このあたりはオイル煮的なシチリア風味の大きな特徴のようでした。

締めのコーヒーです。illyコーヒー的な味わいでした。

ランチタイム 1130~1430 ただし頻繁に料理が足されるのではないようですので、早めの訪問をおすすめします。無くなっちゃうからね。
では
コーヒーは美味しいよ。

2014年9月28日日曜日

御嶽山が先に...

2014.9.27 岐阜長野にまたがる御嶽山が突如噴火しました。偶然入っていたNHKがとらえた鮮明な映像に驚愕した登山愛好者も多い事でしょう。

私もそのひとりです。相次ぐ天災に、危険はいつどこでやってくるかわからないという常に唱えられている警告が身近なものに思えます。

安全な場所などどこにもないんだね。日本は!! というとそのとおりです。
我が家から直線で29.9kmのこちら、世界自然遺産のこちら、ドカンと狙っているように観えてきます。


今回の噴火では直前に火山性微動が頻発したものの、予測はできなかったとのことですね。

実際、自然現象は"複雑系"なので予測不能なんだそうです。

もぅ、あとは心の持ちよう次第ってことだね。

すごく心配性の人は終始ドキドキしながら絶えず警戒し続けるしかないです。

ホントでもそれじゃ自然にやられる以前に自己崩壊してしまうので

災害とは起こるもので、あとはどうやって生き延びるかの備えに気持ちを持ってゆくほうが、同じ心配でもマシでしょう。

ウチのバァちゃんなんか、終戦直前に買い出し行ったら艦載機の機銃掃射で列車ごと大破、多くの死体が散乱してたって普通に言ってる。

買い物に行くのにも命がけだった時代も早や70年前。生死に直面する場面で生き残れますか??

別件ですが、富士山剣ヶ峰付近にうっすらと雪が。8月23日初冠雪しています。

オイラ、明日爆裂しちゃうかもよフフフフっ


手前の稜線は、10万年前に大火砕流とともに崩落した愛鷹山




こちらは4万5千年前に大噴火した箱根山

どうです?ドキドキしてきました?

明日も無事で会いましょう。

【今回の雑なまとめ】 人の不安につけこむような悪質商法に御注意を。祈ったところで念力じゃ多分フタはできないと思いますので。


2014年9月26日金曜日

灯台のおはなし

「四方を海に囲まれた…」というのは海事関係者挨拶の枕詞ですが、日本には3,300の灯台が日夜航海の安全を見つめているのです。灯台は見つめているのですが、航海している当事者の方が眠ってたりして海難事故は起こるのです。
こんな瞳で見つめています。

フランスのフレネル博士の発明によるフレネルレンズです。当然フランス製ですよ。

江戸時代から日本近代化の技術協力をし、最後は函館戦争五稜郭まで付き合ってくれたフランスは、今でも親日国、有難いですね。






丹後半島の北端、経ヶ岬灯台です。

石造りの形式美は歴史的建造物です。

1898年点灯





あのピークのちょっと下になります。結構のぼるよ。

当然サンダルやヒールでは無理です。


この日はH26台風11号が真上を通過した日の翌日。少し波っ気は残るものの、真夏の日本海の顔にもどりつつあります。



こちらは、四国徳島県の小松島灯台。タイル張りの胴がいいですね。

こちらはぐっと新しく昭和52年初灯です。
光の届く距離は上の経ヶ岬灯台の半分です。

だいたいの灯台へはトレッキングルートが付いていて、場所柄眺望もいいです。

長距離ドライブの運動不足解消にいいかも。
ただしナメた足元で行ってはいかんよ。




これはオマケ

長門川尻岬灯台です。全然ルートがわからずチラッと見です。
ここが日本本州最西北端の地。

ここに地終わり、海始まるOnde a terra acabe e o mar comeca
ルイス・デ・カモンイス 詩編 ウズ・ルジアダス 第3詩20節より

ポルトガルのロカ岬のことですがね。





【久々に今回の雑~なまとめ】リタイアしてキャンピングカーで3300の灯台めぐりをしている人がきっと居る、多分何人も。やはり余力があるのはお年寄りだね。

老人国家って成熟社会の到達点というより、一つの現代社会のあり様として受け入れた方がいいんでしょうね。西松屋危うし、これからはトラヤです。

2014年9月23日火曜日

コナキジジイの里徳島県です。

オスッ、オラすだちクン!こらッかぼすクンじゃねぇゾ。顔色悪いって?

っというわけで、子泣き爺の里で徳島県ですが「爺」っていうのが超高齢化による極点社会を連想させちゃうので、こちらを推しておきます。地方創生ですしね。

今月のあたま徳島県小松島市に居りましたヨ。

んで、小松島市あたりの名物が鱧です。

ウナギ、アナゴ、ウツボ、ハモ みんなお仲間。

前葉形仔魚『レプトケファルス』期を経て成魚になります。

硬骨魚類としては原始的なグループです。


三角骨といわれる特徴的な背骨をしていてさばくのに少しコツが要ります。


また活魚でないと皮が臭ったり、血液に血清毒を含んでいたりと、一筋縄ではいきません。


皮の臭いをとらないと、天ぷら、椀だね、湯引きにしてもウっっっとなりますね。

じわっと沸騰する2~3mm程度に張った湯でたんぱく質を変性させると消失しますヨ。




こちらツメタガイ。浜辺で1mm程度の穴あき二枚貝の貝殻を見つけたらコイツの仕業。

スッポリト抱き込んで舌でゴリゴリ穴を開けて、中をチュウチュウ吸うんです。陰湿なヤツですね。イヒヒヒっ


エスカルゴっぽいですよね。茹でるとすごく固く生臭く、小松島市民はどうやって食べるんでしょうか。




市内「産直わっしょい市場」にはこんなお魚も。
イトヒキアジの若魚です。

150円→100円です。





ヘダイ
100円です。
シマイサキです。
暖海系の魚ばかりです。黒潮流域圏なんですね。

以上JF小松島魚市場からお送りしました。

いやぁ、お久ぶりですなぁ

あッッッッという間に9月、しかも下旬じゃありませんか!
いやぁ、早い。ジャネーの法則に拠るまでもなく、年々早まる時間経過の加速感に焦りますねぇ

だってこないだ紅白歌合戦観たばっかりですよ。

まぁそれはさておき、特に何があったわけではなく、なんとなくブログ更新をサボってたんです。頻度良く更新なさる熱心なブロガーさんには頭が下がりますホント

写真は千葉県館山です。桟橋ができたんですね。「夕日桟橋」。
「館山」…水産健児にはグッとくる響きです。


遭ヒハ、セナンダカヨ、館山沖デヨ
二本マストノヨ、快鷹丸ソカヨ

糧ハ、尽キルトモヨ、元気ハ尽キヌヨ
遠洋漁業ノヨ、勇マシイ姿ヨ

沖ニ、チラホラヨ、航海ランプヨ
アレハ、水産ノヨ、快鷹丸ソカヨ


1909年9月9日、台風に遭遇し4名の水産健児を滄溟に鎮めた悲運を詠い、爾来100有余年、
水産大学校では今も遠洋航海出航に際しては鎮魂の儀式「スタンバイ」を行っています。

ゴーヘイ、ゴーヘイ、ゴーヘイサー