2014年6月29日日曜日

年金問題?粘菌問題です。

今を去る4年前、北海道函館市土岐キャンプ場で10月某日に撮影。何でしょ?
虫か何かの卵?

いやぁそりゃ不気味ですね。これ「クダホコリ」です。
…って一体なんなんですか?

これこそ謎の生物「粘菌」です。「年金」じゃありません。政府は所得代替率を現役世代の50%と国民に約束しているですが、まぁこの公約が破たんするのは目に見えています。

ところで約束が守られなかった時にどうするんでしょうね。おなか痛くなってアバヨ~とっつぁ~んですか?我々は地団太踏んで、おおぉのれ~待てー!!!!! ってか

っで、粘菌ですが近代知の巨人、南方熊楠公の研究で有名ですね。昭和天皇にキャラメルの空箱にいれた粘菌の標本を献上したとか。

博物学上、アメーボゾア門コノーサス綱変形菌亜綱に分類される不思議な生き物です。写真では子実体あるいは胞子嚢の状態。キノコ様です。キノコではありません。

これが別形態のアメーバモードになると這いまわり動き回り、微生物などを捕食するというのです。
不可解さでは年金も粘菌も変わらん、変わらん!

【今回の雑~なまとめ】
多年にわたる労働の果実として気楽な楽隠居を決め込みたいのに、年金制度がグラグラで頭に来ますヨ。約束しますが、できないかもしれません。それって約束かい?

7月1日山開き【速報】残雪多いゾ

今朝方は長泉もかなり大気が不安定でした。0727に現れた虹。

二重に架かっています。ずいぶん濃い虹です。







明後日山梨県側富士吉田口から登山規制終了、今季山開きとなります。
静岡県側は7月10日その訳は……


我が家から望む富士山





この残雪です!
みなさん万全の雪行対策・防寒対策をして礼山していただければいいのですが。

6月29日午後の時点でまだ相当残ってますよ。
くれぐれも安易な富士登山はお控下さい。

【今回の雑~なまとめ】
高度3776mを甘く見てはなりません。無風と仮定しても0m地点の気温-22度です。風速1mに付き体感温度-1度です。しかも雪中で希薄な大気となればいかに過酷な状況かおわかりになるでしょう。

弾丸登山などとんでもない!脳浮腫で死亡する例もあるのです。と警鐘連打ですぞォ!!!!!

2014年6月25日水曜日

ようこそ昆虫の世界へ!

前回までに魚類、鳥類、菌類を学んできましたが、今日はいよいよ昆虫の世界です。
ワクワクしますねぇ。菌類の時間では“カブトムシの臭い”というキーワードが出てきました。
一部のマニアを除きカブトムシの臭いがわかる人はいないと思います。
先日傘にたかっていたヤツです。こりゃテントウムシの一種だよな。ヨツボシテントウとか
そう思ったあなた、ン~~残念(児玉清さん風に)
このメタリックなボディの持ち主は
甲虫目カブトムシ亜目ハムシ科ヒゲナガハムシ亜科 イチモンジハムシMorphosphaera japonicaです。
japonica と付いているとことをみると我が国固有種のようですな。
テントウムシは農作物、園芸の大敵アブラムシを捕食する益虫として販売までされているのですがこのハムシの仲間は木の葉を食い荒らす害虫と目されていいます。
害虫か益虫かは人間のモノサシなんですがね。
続いてこれはなんでしょう?いやぁコリャ昆虫というよりロボットというか何かSFチックですねぇ。

こいつは甲虫目 カブトムシ亜目 ゾウムシ科 クチカクシゾウムシ亜科アシナガオニゾウムシ Gasterocercus longipesです。

オニゾウいやぁ厳つい名前ですね。時速50kmという山陰線最高速にもビクともせず、窓ガラスに張り付いています。さすがアシナガでオニでゾウですね。


5月の下関で出会いました。ところで食性なんですが、エノキの枯れ木が主食だとか。エノキの枯れ木?そもそもエノキってどんな樹ですか?いやぁ実に狭い食性ですね。

人間に例えれば「 ガストのチキンから揚げ甘酢ソース和膳しかワしゃ喰わんゾ」というところですか?メニュー落ちしたらどうするんでしょ。

いつの間にか飛んで行ったか振り落とされた見たいですがそこにうまい具合にエノキの枯れ木があればいいんですが。
カブトムシ亜目ということでニオイを嗅いで置きたかったですね。 嘘です。
【今回の雑~なまとめ】
昆虫は魚の次に詳しいと言っておきましょう。
親に買ってもらったあのロングセラー小学館の子供向け魚類図鑑、昆虫図鑑はしっかり頭に入っています。三つ子の魂100までとういうヤツです。お陰で他のことがまったく頭に入りません。
「鉄道図鑑」だったらテッチャンになっていたんだろうね。

2014年6月23日月曜日

愛鷹キノコは夜光る?

ソ連の原子力潜水艦乗員は“ 夜光るからすぐ見分けがつく ”というブラックジョークがあるそうです。
タイトル、刺激的でした?“風評被害”の掛け声に言論封殺されそうですが、そんな民主主義の限界と欠陥は無視して、今回は何の罪もないキノコです。
先週、新緑の愛鷹山に深く潜航して来ました。
このお菓子のようなキノコ、ハラタケ目ベニタケ科(Russulaceae)の一種です(ドクベニタケ?)。
“一種です”とは頼りないのですが、キノコの同定は大変難しいのです。“難しいのです”と言いましたがまったくキノコに造詣がないもので
http://mash-room.jp/cgi-bin/imgboard33.cgi 「Mash room きのこ雑談BBS」
で教えていただいたのです。ムツカシイのだよと。

キノコ好き、キノコマニアの皆さんでも決定打が出ないほどキノコの世界は奥深いのです。っということはトレッキングのついでにヒョイっと摘んできて「いっただきま~す」なんてもってのほかということです。

なにしろキノコの中毒死は即死ではなく1か月くらい掛けてじっくりとお亡くなりなるという陰湿なモノらしい(-_-;) 
「採ってイイのは写真だけ。残していいのは思い出だけ。家に着くまでが修学旅行」をキモに銘じます。

続いてこちらは、ハラタケ目ベニタケ科ベニタケ属ケショウハツ(Russula violeipes) と教えていただきました。枯葉をかぶってメルヘンチックです。
こちらは食用になるらしいのですが、っが「カブトムシの臭い」がするとのことです。

ということは、まずカブトムシの臭いを嗅がなければ比較ができません。嗅いだことあります?カブトムシ?? いやぁキノコの世界はホント奥深いよ。カブトムシの臭いとは!!!!

さぁ、あなたもこの魔境に踏み入ってみましょう。ハマったら抜け出せないみたいです。

【今回の雑~なまとめ】
この二種にもセ〇ウムが蓄積されているはずです。箱根の高さでは防ぎきれなかったということです。お茶、原木キノコから検出されました。東部静岡まで来てしまったのは隠しようのない事実です。箱根東方より深刻ではないようですが。

本当に恐ろしいのはβ線測定が難しいスト〇ンチウムの方なんですが、近くに静岡がんセンターがあるから…まぁイイっカ(-_-;) 

2014年6月22日日曜日

那覇~静岡 1411.6km

 
みなさん、2月13日のブログ「タマンのイユ汁」を覚えてますよね。
那覇市からお届けした食の名リポートでした… 感動しましたよね。

この鳥を紹介したんですがネ。 なんでした? そう、イソヒヨドリ♂です。正解です。沖縄ですよ
ここ静岡から1411.6km ですよ(県庁→県庁距離)。遠いですよね。
 
我が家のバルコニーから富士山を眺めているこちら、この彼女♀。イソヒヨドリです。
スズメ目ツグミ科イソヒヨドリ属イソヒヨドリ(Monticola solitarius)
おおこんなところで再会するとは… ♂とは似ても似つきませんね。まったく別種のヒヨドリにホント似てます。


5~6匹の群れでした。いい声で鳴くんです。 5月下旬から営巣し、孵化後はペアで餌を運ぶということで、きっと♂もいたのでしょう。

こちらはホオジロEmberiza cioides)は、スズメ目ホオジロ科ホオジロ属、街中でごくありふれた鳥らしいのですが、初めて見るような気がします。こんな鳥見たことあります?

いったい今まで何を見てきたのでしょうか。周りには未知の鳥ばかりではないですか!

あぁ、魚以外はさっぱりわからない、わからないヨ~!!!! ってヒステリックになっても仕方ないので少しずつ覚えて行きますよ。

【今回の雑~なおまとめ】
はい、今回はイソヒヨドリのおさらいと新顔ホオジロを覚えましたね。ココ試験にでますよ。

ではまた次回をお楽しみに (-_-;)

2014年6月21日土曜日

唐戸市場



唐戸市場です。
0500まではプロの世界です。

訪れたのは0620頃。各店ほとんど手仕舞い中でした。

ぽつぽつと買い物客が残る程度。

スズキ目 ベラ科カンムリベラ亜科 ササノハベラ属 ササノハベラ


ササノハベラですが、アカササノハベラかホシササノハベラか中間体か?オスかメスか?(性転換する魚として有名)は不明です。一匹100円ですね。

唐戸市場では持ち上げて固くなっている、死後硬直している魚は鮮度が悪く、硬直前が当たり前と聞いたことがあります。

昔下宿先で聞いたところでは、小さなベラ類はワタも鱗もそのままにグラグラ沸かした湯に放り込んで、引き上げたのを賞味するのが一番とか。

鱗のまま直火で焼いてから煮付ける“焼きびたし”もイイですよ。
その逆、煮付けてから焼く“煮びたし”も美味しい。

味の良さで親しまれている魚です。



メジロザメ目ドチザメ科ドチザメ(一番上)とホシザメ(その他)

凶暴なメジロザメの一派です。形態的にはツノザメ目に似ていますが、それぞれ異なる大きなグループのメンバーです。

湯引きにして酢味噌で食べるのが北部九州の名物的食べ方ですね。
ドチザメよりホシザメのほうが味が良いとされていますが、身質の繊細さの差だと思います。

どうやって食べるの?
皮をひいてから大きめの薄づくりにして湯通しします。それを酢味噌でいただきます。

暑い季節、冷やした「フカの湯引き」の清涼な味わいは逸品ですよ。

【ホント久々の雑~なまとめ】
下関市唐戸市場。朝5時までならプロの世界。値札なんてありません。一般客も購入できますがそれなりに気合が必要です。

9時頃からは観光の方もお寿司やお土産を求めてやってきます。屋上には芝生広場もありますので、関門海を眺めながらお寿司でも。是非!!!!

ちなみにこの様子は5月のもの、ブログを書いている今は静岡に居ます。念のため