鹿児島でゴワス。…あれ、桜島らしくない? 2013年爆発的噴火を繰り返した桜島も今日は
お休みのようですね。よしよし(-_-;)
んな甘くないです。翌朝しっかり噴火してます。
薄~く伸びる雲。これ実は火山灰なんですね。
鹿児島の人はすごーく風向きを気にします。
朝のテレビでは画面左上に桜島上空の風向きが示されています。
風向き次第でその日の快不快が決まるのですよ。
しかし、桜島というまさに噴火・爆発を繰り返す恐ろしげな活火山のこれほど近くに平然として都市があるのは驚きです。
火山灰の生活への支障も考えられないくらいあるでしょうにね…
そのような心配をよそに、お腹は減るわけです。
そうだそうだ、今回のテーマは「桜島その脅威」ではなく「鹿児島そのお寿司事情」です。
当地鹿児島市の魚市場(鹿児島中央卸売市場魚類市場)は福岡に次ぐ規模の大きなものです。
当然市中の鮮魚事情も大いに期待できるに違いありません。
やって来たこちらは㈱寿福産業さんが市内と霧島市に6店舗を展開する「めっけもん」
100円寿司ではなく昔の「魚がし寿司」タイプの業態です。
明るく活気ある店内。心配された鹿児島弁について店員さんの対応は普通の標準語です。
しかし飛び交う業務連絡の鹿児島弁はさっぱりわかりません。いったいなにが語られていたのか…
江戸時代幕府の隠密対策に造語されただけあって、このあたり他県人が溶け込む余地はなさそうです。
お造り三種盛。キビナゴ、ヒレナガカンパチ、ヒラメのエンガワ いずれも天然 |
メタリックな輝き!鮮度が素晴らしい。ピカピカじゃありませんか!
キビナゴは鮮度が落ちると筋肉の弾力が無くなり骨っぽく感じるんですよね。ヒレナガカンパチ、ヒラメともしっかりした歯ごたえがありました。
しかし、ヒラメ・カンパチともおそらく魚価が高くないようです。こちらで好まれている、名物とも言えるのは「ホタ」アオダイですが、今日は未入荷でした。
カツオです。初鰹と言っていいでしょう。11~1月はスマ(ヤイト、ホシガツオ、)が良く、スマが終わるとカツオが獲れだすのだそうです。ムッチリとして歯に吸い付くようです。そして脂っ気に邪魔されないカツオの香がします。
これは オキナメジナ です。噛むほどに味わいが出ると説明にあったように、実に濃い味わいでした。沖合でとれるのでメジナの磯臭さはありません。イイ色ですね。
こちらは、ナンヨウキンメ。皮付で供するとはさすがわかってらっしゃる。皮と身の間に脂肪層がほとんどありません。しかし身の表面にうっすらと脂が浮いているのが分かります。もちろんおいしかったです。
めっけもんの看板メニュー華アジ!といいたいのですが、入荷がありませんでした。これは錦江湾内で獲れたものです。その辺は正直に表示し値段も安くなっています。
華アジとは阿久根市沖で手釣りされる根付きの群で、ブランド化を進めています。この マアジ でも十分においしかったです。これは回遊群のようです。
このほか、メダイ、ウスバハギ などをいただきました。いやぁ満足満足。
何しろ大きい。ネタの大きさは「魚がし寿司」の2割増し、シャリの量は小さな俵おにぎりと言って言い過ぎではありません。
お勘定の方は2割引きですね。
「いい思いしたんだね…」
いいことばっかりだったのでしょうか?問題はなかったのでしょうか?
いやいやここに問題が大問題があったのです。このままでは終わりません。終わらせてくれません。
大問題その1
醤油が甘い。薄口と普通の2種類が常備されています。薄口はほぼ「めんつゆ」と思ってください。しっかりカツオだしも効いています。普通にいたっては「みたらし団子のタレ」からとろみを引いたような濃厚な味にカツオだしを効かせたものを思い浮かべるとよいでしょう。
大問題その2
シャリの味が濃い。五目ずしの濃さ、甘酸っぱさ。五目ずしからカンピョウとシイタケとデンブを引いて甘味酸味はそのままと思ってください。
つまり鮮度抜群のネタに江戸前握りの煮きり を思うさま付けて + 五目ずし、ちらし寿司 の風味も同時に味わうという異次元の食文化です。
【 今回の雑な まとめ 】
これが、鹿児島の味です。鹿児島が主張する寿司のスタイルなのです。これでいいです。全国が均質化画一化して行くなかで、これが鹿児島の食文化なのだと宣言しているのですよ。
さぁ、沖縄同様やっぱり来て見て味わうしかありませんぞ。是非!!!!!
チェスト行け~
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