十脚目エビ亜目カニ下目キンセンガニ科キンセンガニ属キンセンガニ
8本の脚全部パドル状になってます。浮いてる魚の死骸なんかを泳いで探したり、砂にもぐったり。愛嬌の塊です。ツメのとげが生意気ですね。こんな近未来的な容姿ですがかなり原始的な形質を持っているそうです。わからないものです。
十脚目エビ亜目カニ下目ガザミ科イシガニ属イシガニ
こちらは後脚のみパドル状。ガザミ、ワタリガニの仲間です。しかし小さいので産業種にはなりません。小粒ながら味は相当濃くて、伊豆の海岸線では半分に断ち割って味噌汁に入れます。喉が痛くなるほど濃厚な出汁が出るよ。身をほじくろうと差し歯なんかで齧ると折れるよ。
????????????????……。誰? N50° 北太平洋上、カツオノカンムリ(花クラゲ目盤泳亜目ギンカクラゲ科カツオノカンムリ属を)採取していたらネットのロープにくっ付いてた。
厚さは2mm。2センチじゃありませんよ。 別件ですが、カツオノカンムリの英名はBy the wind sailor 風任せの船乗り。あぁ絵がないのが残念です。詳しくはWikiでね。
ぐにゅぐにゅで脚がひょろひょろ、厚さ2mmの見た感じ”カニ”っつぽい、こいつはいったい!!
っというわけで、豪州タスマニア大学水産養殖学科のDr.Alan に訊いてみました。
Dr. はっはっはっ、これがわからなかったら、まさかセップクじゃないだろうね。
小生 ホントはわからないんじゃね?こりゃ新種じゃないの?カニクラゲとか?
Dr. はっはっはっ、ハリモグラくちにつっこんじゃうぞ。それともアカカンガルーがいいか?
聞いて驚け、こりゃSpiny Robster 十脚目イセエビ下目イセエビ科イセエビ属イセエビのメガロパ(幼生)だ。どうだまいったか。
【 今回の雑~なまとめ 】 カニじゃなくて、エビでしたね。あんな姿で大洋をさまよった末に岩の隙間にたどりつくんですね。
立派なひげ、折れやすくて、商品価値に影響します。折れたところに作り物のヒゲを接ぐ商売があったんだって。三重県あたりのお仕事だったと思います。
こちらは、ハナサキガニ
(花咲蟹:Paralithodes brevipes エビ目(十脚目)・ヤドカリ下目・タラバガニ科・タラバガニ属)
ヤドカリの仲間なんだね。どうりで脚が6本だ。
かつて白豪主義を標榜していた政治家が今回当選したんだって。資源バブル崩壊で、怪しくなってるんだなぁ。
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