2016年8月28日日曜日

緑の悪魔

 アレチウリ 外来種 A・le・Chyurie ラテン語の学名ではありません。
 あれちうり = 荒地瓜です。
アレチウリ

国道一号線・グルメ街道ジャンクションのフェンスにグリーン・カーテンを展開する侵略的外来種
    被子植物 真正双子葉類 バラ類 マメ群 ウリ目 ウリ科 アレチウリ属 アレチウリ

 以前お伝えしたオオマルマルハナバチの外敵セイヨウオオマルハナバチは人為的に静岡の農業試験場関係施設がトマト受粉のため、導入した種。
 アレチウリの初上陸地も不名誉なことに静岡の清水らしいです。静岡で外国貿易に開かれた港といえば清水港一帯(袖師、興津)ぐらいしかありませんね、だから清水1955年。大豆に混ざって上陸を果たしたということです。

 今や青森以南に繁茂しています。発芽率70%の種子1つぶが400㎡を覆うほど成長するらしいです。これってにわかに信じがたいですよね。ウチのニガウリなんか枯れる寸前なのに。
 いよいよの時はコイツを繁殖させて、地球規模でのグリーンカーテンで二酸化炭素を一気に消費することも可能では??

 とにかく強烈な繁殖力で排他的に勢力を拡大するのですが、耕作放棄地や整地後未利用の工業団地用地などではもう、びっくりするようなコロニーを形成しています。それが晩秋以降一斉に枯れ果てた様は、悲惨な荒地の一言です。ひょっとして宇宙人が侵略の第一歩として送り込んで来たのではと本気で思いたくなります。

【 今回の雑~なまとめ 】1467543470020
  かつて北米大陸を効率良く侵略するため、天然痘患者の使っていた毛布をネイティブ・アメリカンの集落にプレゼントしたらしいです。当然全滅。そこにアフリカから強制連行した人々を導入して酷使。綿花栽培をしたんだと。工業化が進んだ北部と農業生産頼みの南部間で市民戦争。殺し合いの結果62万人という膨大な人々が死んだそうです。
 アレチウリ、北米原産。相当呪い入ってます。

 ちなみに明治維新と西南戦争をあわせた死者は3万人だったということです。
 やっぱりアメリカにはかなわないや。

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