北にBelconnen Fresh Food Market, 南にFyshwick Fresh Food Markets どちらにも鮮魚を供給しているのは、南半球最大、世界第二位の取扱量を誇るSydney Fish Market です。
さぁ行きましょう。まずはガザミ…なんですが、BLUE SWIMMER CRAB タイワンガザミより白斑が乏しいように見えますが近縁種でしょうか。
エビ上目十脚目短尾下目ガザミ上科ガザミ科ガザミ属
左から アカイカ、ツツイカ目アカイカ科アカイカ属
マダコ(♂)、八腕目無触毛亜目マダコ超科マダコ科 タコ食べるんですね。
右はLARIGO CARAMARI ?Hawkesbury squid とも。後の詳細は不明ですが、豪州では一般的なイカ
SKIP JACK カツオではなくて、ORIENTAL BONITO
ハガツオです。スズキ目サバ亜目サバ科ハガツオ。小ぶりですが脂はあると思います。あしが早いので刺身向けはなかなかないんですよね。これは新鮮でした。
TARWINE BREAM キチヌでいいと思います。
スズキ目スズキ亜目タイ科ヘダイ亜科クロダイ属
WHITE TREAVALLY シマアジ スズキ目スズキ亜目アジ科シマアジ属 小さかった。塩焼きでどうでしょう。
SILVER BIDDY クロサギ スズキ目スズキ亜目クロサギ科クロサギ属。上品な白身。蒸し物でどうでしょう。生姜と豆鼓醤で中華風に
STRIPPER シマイサキ スズキ目スズキ亜目シマイサキ科シマイサキ属 ちょっと吻のとがりかたが緩いようですが、近縁種かもしれません。 しかし結構小ぶりな魚が売ってるです。どんな料理に向くのか。天種。から揚げ。煮魚。日本人ならいくつも思い浮かぶけど。
HUMPBACK RED SNAPPER ヒメフエダイ スズキ目スズキ亜目フエダイ科フエダイ属
これはいい。沖縄ではミミジャーと呼ばれマース煮、魚汁、刺身なんでも美味しい。真夏ちょっと過ぎでなく、クーラーボックを持っていれば是非買いたかった。
CORAL ROCK COD ヒレグロハタ。多分。 ヒレグロハタは小型であることが多いんですがこれはデカかった。凄く。
でもほかに該当しそうなのがいなくて…
スズキ目スズキ亜目ハタ科マハタ属
な、なんと、シラウオ。これは…輸入物でしょうか。鮭鱒類は南半球にはいないはず。全部養殖用かゲームフィッシュ用の移入種です。
サケ目シラウオ科シラウオ属
わからないですねぇ。マルコバン
スズキ目スズキ亜目アジ科コバンアジ属確かにシルエットはそうなんですが、体色が黄色い。黄色過ぎる。まぁ南半球なので近縁種ということで。これもおいしいだろうなぁ。
BALMAIN BUG ウチワエビ 国内のものより張り出しが立派なような気がしますが。まぁいいでしょう。南半球なんで。ホント美味しいですよぉ。
十脚目セミエビ科ウチワエビ亜科ウチワエビ属
野菜も売ってますから…
【今回の有難いマイレージ】
- 赤道付近が環境的障壁になっていそうだが、南北半球共通する魚種が多い、というかほぼ同じである。この点遊泳移動が拡散に有利である。しかしモンドロイドはアルゼンチン先端から北極圏にまで歩いて拡散している。足腰が丈夫だからか。
- キリスト受難の金曜日には肉食を控えるとかで、金曜日を中心に魚介類が売れるようだ。Fyshwick Fresh Food Markets の魚屋は木~日曜日の営業。
- どのように調理するのか。日本人ならアイデア百出だが。鮮度管理には気を配っているようだが、結構鮮度が落ちたものも売られている。加熱前提なのだろが。
- 魚種の同定に猛烈なエネルギーを必要とした。この点日本国内の市場巡りとは大きくことなるので注意が必要である。くれぐれも撮りっぱなしとしないよう。
【次回予告】
もう一店舗 Sea Harvest があるのだが、あまりに消耗するので、別の機会とする。明日からはレンタカーを駆って、世界7大陸最高峰7summitsのひとつオーストラリア最高峰 コジオスコ峰Mt. Kosciuszko に挑むため移動する。我が国最高峰を2度に渡り征服した我々は、はたして豪州最高峰をもほしいままにできるのか。いよいよ前半のクライマックスを正視できるか、待て次回。
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