2018年3月16日金曜日

Canberra オーストラリア首都特別地域(ACT)奇譚ノ弐拾

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 正中する南半球真夏ちょっと過ぎの太陽

 UV出力30%↑ で我等を焼き尽くさんとす。

 VitaminD 体内合成も3割増量、骨太になりますね。


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東海岸を南北に走る(Great Dividing Range)の最南端に相当する部分の山脈で、このMt. Kosciuskoを盟主として「オーストラリアアルプス」(Australian Alps Range)と呼ばれています。


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 あとは来た道を辿るだけ。

 登りは一方的に大腿屈筋群(ハムストリングス)を酷使してきましたが、下りは大腿四頭筋が頼りです。個人的には登りが好きで、緩く登るだけの山があればいいのにと思います。

 のんびりと、虫や花を眺めつつ下ってゆきます。

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20180210-100622-0Rawson Pass(歩き出しから90分)付近のトイレ。

国内最高点にあるトイレです。まるで203高地の砲塁ですな。

リフト降車場とここ以外にトイレはありません。前夜からの水分調整は欠かせませんが、決して脱水症状になってはなりません。

地表が温まり、ようやく雲が湧いてきました。夕刻は雷雨になります。

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リフト乗り場が見えてきました。…終わってしまいます。

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 リフト乗り場2Fは Cafe Eagle nests になっています。入口がわかりにくくて、営業中かどうかもわかりませんが、入ってみれば確かにCafeで、アルコールメニューも豊富です。

 渇きを癒してから麓に戻ります。

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振り返るとわずか1時間後すっかり雲が張り出しています。

         

20180210-115115-0         Mt.Kosciuskoよありがとう。 20180210-115411-0

 






たちまちフェイズは変わります。宿Squatters Run Apartmentsまでの途中、広場でなにやらにぎわいが。今日はCraft Beer Fest地ビール祭りのようです。夏が終わります。

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Jindabyne、Canberra市内のMicro Breweryが軒を連ねています。

受付でAU$20払うと10回試飲できるチケットとプラスチックの大ぶりなグラスを渡されます。っがさすがというか、ここはアルコールカルチャーのしかも、もともと大雑把な国。グラスに試飲レベルではなくたっぷりと注がれ、回収すべきチケットも受け取らず、もう飲み放題状態で、酔っ払いが広場に詰め込まれています。

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無料の殻付ピーナツを割りながら、干し草の上に腰をおろしビールのほかリンゴ酒シードルなどを楽しいでいます。昼食がまだだったので、煮込んだチャンク肉のバーガーとチーズバーガーをたのみました。もちろんドでかい。

明日はThredboを後にCanberra市内へ戻ります。わずか2泊3日でしたが、最高でした。


【今回の有難いマイレージ】

  1. 自然のふところに入ってみなくば豪州の素晴らしさはわからない。とは言えキャンプ道具一式を背負って、山深く分け入るというのも旅行者には難しい。すべてがコンパクトにまとまっている今行は成功だったと言える。想定外のビール祭り付きで。
  2. 都市部からの移動はレンタカーということになる。日本でも登山口まで公共交通機関で行ける山行は地方過疎地の路線バス廃止、JRダイヤの間引きなどでどんどん減少している。年々減少が加速している。地元の山は地元登山家のモノになりつつある。
  3. チャンク肉のバーガー、名称を失念した。ポピュラーなようだが、日本では馴染み無い。野菜の一切ないメニューであるが、豪州人の野菜消費量は国連食糧農業機関(FAO)の農業統計によれば、日本人とほぼ同量。中国、韓国は突出していて、スペイン、フランス、アメリカが次いでいる。日本人はもっとムキになって食べるべきである。

【次回予告】

乾いた空気、山行の快い疲労、新鮮なビールとシードルに酔客の一人となる。天国は訪れるものではない。自ら求めて訪ねるものである。そのようなことをおぼろげに思いつつ。ベッドに沈んで行く。明日ふたたび灼熱の甲州街道を中央高速のスピードで211km走破するとも知らず。無事が当たり前の平和ボケ日本人が、豪州の交通戦争に身を投じる。生存本能を呼び覚まし待て次号。

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