2018年3月5日月曜日

Canberra オーストラリア首都特別地域(ACT)奇譚ノ玖

20180206-045309-目覚めればお目覚めです。シェイドを開けると
 おぉ、真冬の北東亜細亜から遠く、灼熱の大地真夏ちょっと過ぎ、六大陸の雄、オーストラリアを眼下に納めるではないか
 時刻は0500( JST)=0700(AST)サマータイム(daylight saving)中日本時+2時間です。
んで、オーストラリアのどのあたり?
機長を呼べい!1時間遅れているではないか。出発からして40分遅れてましたから。東海道線と違うので増速して挽回するなんてことはないんですね。
ここで大問題勃発。オリジナルの予定は、0820シドニー空港着、0930空港発キャンベラ行き高速バスに難なく乗車。だったのに、このままではシドニー到着が0920。乗れないこと決定!!
バスの約款には、乗車できない場合連絡せよとかなんとか書いてある。
んッ。よく見るとビジネスシートには受話器が着いてる。インマルサット経由で通話可能のようです。クレジット決済で息子に電話させました。後続便に変更もでき、一件落着。
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夕食から6時間30分後、試合再開カットフルーツ、オムレツ、白身魚のパイ包。強烈にもたれる胃の腑に叩き込んでやりました。そんなこんなで到着です。

20180206-072948-0 Baggage claim で成田で預けたあの大量の荷物を引き取ります。ビジネスクラスの特典として、Fast Pass なるものがあり、Economyのお客さんとは別のラインで入国審査、通関・農業検疫を受けることができ、混雑時には圧倒的に有利です。ボーディングの際、お願いしたら、機内でCAが渡してくれました。この点、言わないともらえません。


 豪州はおそらく世界一農業防疫検査が厳格です。日本から持ち込もうとする食品には英語表記がないので、検査官の心象次第でつぎつぎ没収廃棄されます。検疫の対象物でないことを説明する責任は旅行者にあり、また公的証明など着いているわけもなく。まぁ運次第というところでしょうか。
 難なく入国管理官の審査をパス。いよいよです。検査官Q「何を持っておりよるか?有態に申すが良い」 私「スナック菓子ちょっぴりにございます。」 検査官「左様であるか。通るが良い。」どこの審査窓口に向かえば良いのかわからないまま、示された通路を進むとなんと、出口に通じていました。つまり口頭の諮問のみで、鬼の官憲、地獄の門番と恐れられた農業防疫官の検査をパスしてしまったのです。訪豪多分5回目にして初めてのこと。前4回は荷物を隅々まで検査され、靴裏まで観られました。もちろん没収廃棄されたモノはその都度かなりありました。
201802061000着いたSyd やって来たよオーストラリア。真夏ちょい過ぎ。気温24℃。時差は2時間プラス。
  正式国名はCommonwealth of Australia 連邦制を取っているので我が国での呼称は「 オーストラリ連邦」です。立憲君主制でエリザベス女王が元首です。
Commonwealth のメンバーは16ヶ国。
 オーストラリアで今現在(2018.2.6)特筆すべきは物価の高さです。空港のKIOSKのようなところでのスポドの価格。ゲータレードが590円です。1AU$=87円で計算。消費税は10%内税表示です。
 最も大きな要因は人件費です。OZの平均年収はザックリ1,000万円。日本の実に2倍です。この人権費があらゆる物品、サービスに添加されるので、こんなびっくりする値段になるんですね。いわゆるコストプッシュインフレです。
黒田総裁はしつこくインフレターゲット2%の設定を変えませんが、労働力不足の人件費上昇が我が国で物価に添加されれば、不況下のインフレ、最悪のスタグフレーション突入です。
それでも日本人はデフレ大好き! デフレだ~い好き!!
【今回の有難いマイレージ】
  1. 最前列シートの前は配膳スペース(パントリー)。0400からガチャガチャガチャガチャと朝食準備に余念の無いCA。うるさいよ。目が覚めたよ。2230に夕食が終わり、0530に朝食。七つの大罪飽食編再開。
  2. 東海道線は小田原~大船まで結構直線なので、遅延を挽回できるが、飛行機ではそうはいかない。ボーディング待機中「機材準備のため…」とかなんとか言い始めたら遅延は確定。
  3. 入国カードに農業検疫関係のQがある。虚偽申告とみなされると即AU$360。過去並ぶべきレーンを間違えただけで、さんざん文句を言われた。とにかくいい印象はまったくない。っが今回はどうしたことか、フリーパス。カ❍イケ理事長の言葉を借りれば「カミカゼが吹いた」よ。ただしこれをもって前例としてはならない。
  4. 英国連邦Commonwealthは帝国主義、植民地支配の傷痕と思いきや、メンバーであることを結構肯定的に感じているようだ(調査地、豪州、シンガポール)
  5. 物価は高い。ものすごく高い。東南アジア旅行ではアラブの王族のように振る舞えても、当地ではインチキ 語学留学、技能実習生気分である。ちなみに技能実習生に除染作業をさせている問題はどうなった。
【次回の予告】
いよいよ豪州入りした我々の前に現地物価が暗い影を落とす。我が国でで25年間浸かりきったデフレマインドを乗り越え、消費活動ができるのか。飽食で酷使しきった内臓を復旧することはできるのか。Canberraで我々を待ち受けるものとは、待て緊迫の次回。


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