Hobartで我々を迎え入れてくれたバス&ダイアナ夫妻。我が倅と同い年の息子ヨハンはカナダでスキー三昧中だとか。ギャップ・イヤーと言って、大学進学前にプー太郎(死語か)するんだそうで、文科省も研究していますね。
16年振り涙の再会…っではなく、夫妻は頻繁に日本にスキー旅行に来ています。何年か前、秋葉原でシャブシャブ食べ放題行たよね。
高台の傾斜地にロッジ風の家屋を建てて住んでいます。庭には家庭菜園と果樹。強烈はUVを除けば、良い環境でのんびりと過ごしているようですね。我々に不足しているのは “のんびり” という心の余裕ですかね。退屈に価値があるという。
珍しくはないそうです。
平地にとぼしいので、競うように斜面を造成しています。ここまで登るに歩いては、かなりこたえます。
それでは、いよいよ聖地巡礼です。
16~17前に暮らしていたSundy Bay を訪ねてみました。
アパートメントまったく変わっていません。タスマニア大学からほど近い立地。
よく遊んだビーチも変わらずそのまま。なんかホットしたなぁ
マンションBeach HouseのCaffeもそのままです。日本も同様ですがカプチーノ・マシーンの普及により、コーヒーと言えばカプチーノ。そしてお伴にキャロットケーキ。これがでかい。アメリカのほど塩っ辛くはなくておいしいですね。
結構頻繁に見た我が愛車、SUZUKI IGNIS。まったくハイブリッドを感じさせない燃費。ほとんど国内で見かけることはありませんが、TASMANIAで会えるとは。 ちっとも燃費よくないぞ!っとオーナーさん怒ってたりして。
TASMANIA大学に寄りました。ここもまた変わっていません。日本風のオブジェ、孔子像もそのままに。16年の間にAU$は高騰し資源バブルで結構ウハウハだったのに、高速道路が若干伸びた程度で無暗に公共投資なんてしていません。成功者が金持ちぶるのをバカにする風潮があるせいですかねぇ。
倅が通ったChild care cector も紫外線による劣化が随所に見られるものの往時のままでした。
週4はここで、週一だけ郊外のPixieという保育園にお世話になっていました。
そのPixie ですが、なんと廃墟同然に… いったい何が。
と思ったら、裏手にでっかくリニューアルオープンしていました。
信じられない位の栄えっぷりです。これは大きな変化でしたね。
【今回の有難いマイレージ】
- 州都タスマニアは小さな街である。庁舎もきわめて小さい。このサイズで州全体をコントロールしているとは、まさに小さな政府である。それぞれの出張所の機能と権限、裁量が強いということか。実際豪州全体を観ても人口2,460万人で日本の国土の20倍を治めているのだから、よほど高効率な行政で運営しているに違いない。
- 17年前には法により商業施設の日曜日営業は認められていなかった。が、今回は結構開いていた。日曜日は安息日というキリスト教的価値観が薄まってきたのかもしれない。中国人観光客は土日祝日関係なくやってくるからか。
- 真夏ではある。釧路的というのか、めまぐるしく天候が変わり続ける。高緯度地方の気象である。
- 学生時代を下関で過ごしたが、休日はアウトドアし放題、野遊び天国だった。タスマニアで過ごす大学生活もまた、さぞ素晴らしいだろう。うらやましい限りである。何しろ地方暮らしなど若い時分でなければ無理である。“人生の楽園” は達者なうちだけの通過点である。
【次回予告】
遠クニアリテ思フモノ… の禁を犯し、次々と確認作業を完了する我等。変化の無さにホットしたのもつかの間、リタイア後に農園を経営する旧友との再会を果たす。静岡県東部0.5坪ほどの家庭菜園でほそぼそと収穫をする我々は、農業大国の技術を盗み取ることができるのか。TPP締結によって激変する食料流通の今後の行方を占う。まて次回。
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