レンタカーを に返却した後、中心部に戻りギリシャ系Cafe CAFE ESSEN で朝食。刑事コジャックというギリシャ系刑事のドラマが昔ありましたが、ここの店員さんもスキンヘッド。コーヒーとシーザーサラダ
食後にやってきた戦争記念館 / Australia War Memorial。彼方は国会議事堂です。記念館は背中側。
戦争記念館の後背はMt.AINSLIE。その山頂から測量したんだと思います。国会議事堂と戦争記念館は直線で3kmバーリー・グリフィン湖(Lake Burley Griffin)が間にあるのでこのまま直進できるものではありません。
荷物検査の後バッグを受付で預けます。入場料は無料。Canberraでは公共施設は無料です。
ミリオタは借金をしてでも行った方がいいのでは。何しろ本物(多分)です。模型を撮影したのではありません。本物の兵器が無数に、お好きな方なら1日では回りきれないと思います。飛行機だけでも10機位あった(ような気がする)。第一次大戦頃の国際紛争に英連邦の一員なので、英国の派兵地にニュージーランドとの合同軍いわゆるANZACとして派兵されたということです。
「帝国主義を終わらせた首相と呼ばれるのは、まっぴらごめんである。」W.チャーチル。チャーチルはノーベル賞受賞していますが、間違っても平和賞ではなく、文学賞だそうです。 ANZACは植民地支配、帝国主義支配に主体的に加担していたんですね。でも、顧みて反省をしている。っという雰囲気は一切ありません。戦争=歴史の反省 とインプリンティングされている日本人から見ると、違和感異質感満載でした。でも負けちゃってるので、遠慮気味に観てきてください。っとこのような戦争観とは別に、純粋にミリオタ魂を全開にして来てください。
ちなみに、戦争記念館はCanberra観光施設人気第一位。
戦没者に哀悼の誠を捧げつつ辞した後は、SC Canberra Center City(東口)からRoute81のバスに載ります。このバスのルートは主要な観光施設をほぼすべて巡回します。土日祝日はRoute981と番号が変わります。主なバス停は戦争博物館、国会議事堂、芸術博物館、動物園、水族館、国立樹木園、そして我々の目的地国立植物園 車窓からの風景。ただし1日5便限定です。
国立植物園。すぐ下をハイウェイが走っていますが、そのような喧騒は伝わってきません。木道が整備され、ゴンドワナ大陸時代の雨林が再現されていたり植オタにはたまらないと思います。
魚オタの私には、あぁ空気にフィトンチッドが満たされていて、肺が浄化される。といった程度の感激です。しかし我々を驚かせたのはこのイグアナ?のような40cmはあるトカゲです。あたたまったブロックで暖を取っているのか。昆虫を狙っているのか。良く観ると可愛いんです。
ヒガシウォータードラゴン、有鱗目トカゲ亜目イグアナ下目アガマ科アガマ亜科ウォータードラゴン属 泳ぎの名人だとか。
【今回の有難いマイレージ】
- 戦争は政治破綻の結果であって、遡って当時の情勢を探っても意味は薄い。つまり破綻して各国国民が当事者としてその責任に虐殺されたということ。戦争記念館は単純に兵器から当時の工業技術を推し量る遺物として程度に眺めなければ、平和こそが世界で最も価値があるという、最高の世界観を思考の根底に宿す我々は混乱せざるを得ない。
- 日本国憲法に"自衛隊"を明記してはならない。憲法に明記されている組織体は国家、国会、内閣、裁判所であり、自衛隊はそれに次ぐ存在となってしまう。つまり省庁を上回る存在となり、防衛省管轄との整合性はなくなる。特別会計のようなものを組んで、予算案とは別にガンガン国債発行する。帝国憲法が日本を戦争に引きづり込んだ構図が再構築される危険性が将来に向かって撃ち込まれるものである。
- 憲法は政治・行政を国民が制限するためのものであり、時の政権が政策として議論することさえ、すでに十分いかがわしい。中間層を極限まで薄くした今がチャンスとでも思っているのだろうが。
- ACTON市営バスには無料の循環バスがある。車を持たない交通弱者への行政の配慮だろう。この点、弱者基準が健在である。一方我が国ではどうか。1988年The Blue Hearts が「弱い者達が夕暮れ、更に弱い者を叩く。その音が響き渡ればBluesは加速して行く。」とメッセージして30年間Bluesは加速しつづけている。特に不寛容さにより幸福度はロシアの49位より低い51位。G7の最下位、OECD加盟35カ国の27番目。これが現実である。
【次回予告】
ゴンドワナ大陸の遺存種。遭遇したイグアナに驚愕する我等。その衝撃も冷めやらぬまま、新たなフェーズに突入する。Mt.Kosciuzko での体験を消化することもないまま、南半球最後の秘境タスマニア島へと突入する。そこで待ち受ける過酷な状況とは。切り抜け無事Canberraに帰還することはできるのか。緊迫の豪州、待て次号
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