Canberra オーストラリア首都特別地域（ACT）奇譚ノ弐拾伍

ローンセストン空港です。南部のホバート空港と並ぶタスマニア島の主要空港です。

州内にはほかにデボンポート空港、バーニー空港、リンダース島空港、キング島空港がありますが、外国からの旅行者が利用するのは現実的には二港になるでしょう。こじんまりとしたきれいな空港です。

島内はレンタカーで移動します。カウンターのお姉さん一人で､４社分まとめて捌いてます。

我々の選択は enterprise社 ネットから事前予約約ました。

Naviも借りましたが、これが大雑把で結局GoogleMapを利用することになります。

　ヴィッツ･クラスの小型車を予約したところ結構デカイ車が。サービスしといたからネッ､的なお姉さん。Holden？う～ん、どこの車ダス??これ、オーストラリアの国産車です｡そうだ思い出した｡

　Commondoreという車種の最終型だと思います。最終型というのは2017年で、豪州内では自動車の生産を終了していますので。Holdenのみならず、日本メーカーほかの現地生産も終了です。もうそんな工業生産にたよらなくても、掘れば儲かるんですから。地下資源の輸出でウハウハです。ほとんど新車っぽい。

タスマニア州の道路交通法によれば、高速道路の最高速度は110kmです。本土に比べさらに道は狭く、さらに荒れています。そこを110kmですから…

空港から17km、110km/hでぶっ飛ばし、1730市内に到着Launceston は州内2番目の都市…街ですね。都市ではありません。教会の尖塔が目立つ存在。Pilgrim Uniting Church　です。州内でもっとも英国色が強く、き整備された公園や歴史的建築物(といっても100年~150年程度ですが)の保存からGarden Cityと呼ばれています。　　　　　　　

　　　

   

テイマー川が流れ込むことから、古くからの港町でもあります。当時の木造船にとって船底を食い荒らす､恐怖のフナクイムシ、二枚貝綱異歯亜綱ニオガイ上科フナクイムシ科 を落とすのに淡水が有効だからです。

さて、今夜のお宿は Leisure Inn Penny Royal Hotel & Apartments

古い建築物を利用し、それに近代的な宿泊施設を組み合わせ且つ中庭はテーマパーク、ペニー ロイヤル アドベンチャーになっているというハイブリッドな施設です。

　　　　　　　

晩御飯は名前を忘れた中華料理屋Canton Restaurant だったと思うけど。中華飯。　〆はWoolworthで買い出し。

【今回の有難いマイレージ】

1. 美しい街だが、滞在わずか14時間。ほとんど見物できなかったのは残念である。歴史的雰囲気がお好きな人にはお勧め。ホバート市よりも落ち着くかもしれない。Launcestonの情報はWeb上でも少な目なので､気合いを入れて深堀して欲しい。https://skyticket.jp/guide/75501
2. Leisure Inn Penny Royal Hotel & Apartments　は行き届いた清潔な広い客室。中庭的に広がるテーマパークは子供に人気がありそうである。http://pennyroyallaunceston.com.au/
3. 国内市場が小さいので自動車をはじめ製造業は諦めている。農牧業と地下資源採掘で、国民一人当たりの国内総生産はオーストラリア13位、我が国は29位。比較にならない。
4. 2001年から長崎港を主要港に運航していた「マダム・バタフライ」は国内初の波浪貫通型双胴船。タスマニアAND社の設計。船体亀裂、エンジンの不具合などで就航から2年で運航会社が破綻した。

【次回予告】

優しく我々を迎え入れてくれたTASMANIAがついに凶暴な牙を剥く。大自然の猛威は容赦なく日本人観光客を恐怖に陥れる。次々と襲う試練を突破し、最終目的地ホバートの地を踏めるのか。タスマニア編、いきなりのクライマックス。待て次回。