Cradle Mountain Wilderness Village のバルコニーに現れたカラス。Black Currawong クロフエガラス Black Joy と呼ばれ親しまれています。可愛いいのですが、食べ物など決して与えてはいけません。ブラック ジョイは雨宿りに来たのかも。昨日に引き続き雨です。昨日は霰で、強風でしたから、好転しているとは言えますが…
Visitor Centore から0730始発のシャトルバスに乗車。
雨のDove湖畔に到着。周回6kmのトレッキングコース
この地点の標高は934mです。
クレイドルマウンテンを望むことはできません。これはこれで、幽玄の世界です。
Dove湖は最終氷河期に形成された氷河湖です。一帯に開発の手が伸びようとしたとき、グスタフ・ウェインドーファー(Gustav Weindorfer)氏の努力により、国立公園として長く保存されることになりました。100年前のことです。
古いボート小屋。Dove湖が紹介される時、ほぼ必ず写っていますね。
いたるところボタングラスが繁茂しています。
ボタングラスはウォンバットの食料になっています。いたるところご飯だらけということですね。穴を掘って暮らしているので、食べ終われば巣穴でねるだけです。見た目と同じく、なんとも気楽。
ボート小屋を過ぎればもうすぐ終着点。一周6kmが終了。のんびり廻って2時間です。
完全な対雨装備のお陰でさほど不自由は感じませんでした。
雨降ラバ雨降ルヨシ、風吹カバ風吹ク良シ。快晴の様子はHPでパンフレットでご確認ください。
【今回の有難いマイレージ】
- 降雨と風により、体感温度は10℃以下。傘と薄着で強行している日本人ツアー一団が居たが危うさを感じた。せっかく来たのに…。高額なのに…。その気持ちが中止の判断を鈍らせる。ガイドの見識次第だが、旅行の際には自ら参加中止を判断できるくらいの自己管理能力が必要かもしれない。命には代えられません。
- 晴天には心が晴れ、悪天には気が沈む。“心の風邪”のサインかも。雨降ラバ、雨降ル良シ。常に平静な心境を目指さねば、国会中継を観てイライラし通し、心身ともに蝕まれかねない。
- 湿潤冷涼な地性を好むボタングラス、湧水・河川を褐色に染める元となる。南東部バサースト湾(Bathurst Harbour)は赤い湾として有名。
【次回予告】
立ちはだかる自然の猛威に屈することなく景勝地クレイドルマウンテン周辺を征服した我等を、スペアタイア強度への不安が息苦しく覆う。遠い異国の地でこの逆境を乗り越え、目的地州都Hobartの地を踏むことはできるのか。まさに風雲急を告ぐ次回、そこに安らぎはあるのか。
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